田舎の畑の周りは野草の花でいっぱい。
「ムラサキカタバミ」カタバミの仲間はきれいな花だが畑の中に生え始めるともう大変、引いても引いてもすぐ生えてくるし、なかなか枯れない厄介な草だ。
「ハハコグサ」今年も同じ場所に大きな塊で咲いていた。葉や茎に産毛のような白い毛でおおわれている。
「ジロボウエンゴサク」何とも変わった名だが花は可愛らしい。花弁の方をつまんで押し付けると「ピチッ」といって裂ける、子供の頃よくそうやって遊んだ。
「キランソウ」地面に這いつくばるように広がって小さな花が咲いている。近づいてよーく見ると可愛らしい花だ。母の話だとこの草はイシャゴロシと言ったとのこと、腹痛に煎じて飲むとよくきくのだそうだ。
「クサノオウ」これも薬草。畑の岸のあちこちに生えている。虫に刺されたとき、葉をちぎり出る黄色い汁を付けるときく。私は畑に出て刺されたときはよくつけている。
「ムラサキハナナ」いつの頃からか畑のすみに生え始めた。とってもとっても毎年春になるとどっと生えてくる。花はきれいだが困っている。