6月には行った。今日は鮎漁解禁。朝からあちこちで竿を振る姿があった。
鮎漁は「友掛け」「毛バリ釣り」「しゃくり」などの方法があるが、私の田舎では昔から「しゃくり」が主流だ。2mほどの竿に糸、糸の先には返しのない針4本を十字の形にまとめて縛りさらに先におもりをつけた仕掛け。左手で水中眼鏡をもち鮎の動きを見ながら竿を振って鮎の通り道へ静かにおもりを落とし鮎が来たとき素早くしゃくりひっかける。
目は水中を見続けているのでこの鮎の通るところへ針を落としていくのが難しい。右手はおもりと糸の長さの感覚だけて竿をふる。
ベテランになるとおもりが水に入るときポチャンなんて音は立てない。入る瞬間、空中におもりが浮いているかのようにスピードを落としスッと静かに沈ませる。鮎を脅かさないようにする技だ。