暖かな日差しにノシランの群青色の実が輝いている。ジャノヒゲと似ているが実が楕円形で一回り大きい。

マメヅタの緑も明るくなってきている。葉には栄養葉と胞子葉の2種類があるのだそうだ。立ち上がって胞子のうをいっぱいつけているのが胞子葉。

近くの谷から池に引いている水の辺には、4年前に植えたワサビが今年も勢いよく葉を広げだした。もう少ししたら葉を収穫し醤油漬けにする。暖かいご飯にのせて食する、あのツンッとくる辛みがなんともたまらない。

今日はいい天気、日差しが強く少し動くと汗ばむほど。暖かさにつられて歩く。あちこちで雑草が可愛い花を咲かせていた。今回はグーンと近づいてみる。

「フキ」
一つの茎から数十の茎に分かれ、そこに数十の花が固まって咲いている。雌雄異花。調べるとこれは雄花のようだ。

「ホトケノザ」
畑にひいても引いても生えてくる困った草だが、花は近づいてよく見るととてもかわいらしい。

「クサノオウ」
毒があるというが虫刺されの薬になる。毛の生えたつぼみも赤みを帯びてきて咲く直前。

「オニタビラコ」
葉はタンポポによく似ているが花は小さい。

「タンポポ」
花粉をいっぱいつけて虫を待っている。

「タチツボスミレ」
小さくて目立たないが接近してみると薄い紫と白のグラデーションに濃い紫のすじが何とも美しい。